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【エンタメ】中川晃教ライブCD発表 歌声一つでファンの心つかみたい

2009/11/14

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 ミュージカルに舞台にテレビドラマにと精力的に活動の場を広げる中川晃教(なかがわ・あきのり)が、アーティストとして久々の作品となるライブCD「THE LIFE IS CONTACT(ザ ライフ イズ コンタクト)」を発表した。今月からNHK大河ドラマに将軍役として出演するなどマルチな活躍で飛躍を続けるが、「歌声というひとつの武器で、どこまでお客さんの心をつかめるか。それが僕の永遠の課題」と音楽への思いを語る。

 ◆ファンの要望で実現

 昨年、ライブの音を、会場でCD化して即日販売する試みを初めて行った。ホールの興奮をそのまま家に持ち帰れるような異例の試みで、話題を呼んだ。今年は行う予定がなかったが、4月26日のライブの後に、「またライブCDを出してほしい」という声が殺到した。その反響を受けて今回の作品を制作した。

 「ファンは僕にとって財産。一日たりともライブを聞き逃したくないという方も多く、支えになっています」

 CDには10曲を収めた。透明感のある歌声、彩りに満ちたピアノ、ゴスペル風の響きなど作り出す世界観には独特の魅力がある。井上陽水の「ジェラシー」のカバーや、一部を中国語で歌ったオリジナル曲「フタツ、ヒトツ」なども注目だ。

 「小さいころからアレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、スティービー・ワンダーとかを聴いていました。母親の影響ですね。美空ひばりさんや玉置浩二さんなど日本の歌謡曲も身近にあって、それらがミックスされて今の音楽に結びついていると思います」

 幼稚園のころからピアノを習い始め、小学校3年生のときに初めて作詞作曲した。「思い浮かんだメロディーをピアノを弾きながら歌っていた」

 歌手デビューしたのは18歳。音楽活動と並行して、ミュージカル「モーツァルト」に主演、瞬く間に高い評価を得て、俳優という肩書も加わった。「OUR HOUSE」や「エレンディラ」などこれまで主演したミュージカルは7作品。

 着実に一歩一歩成長を続けてきてが、今冬、大きなショックを体験した。長期間、準備してきた舞台「スーパーモンキー」が、公演間近で中止になった。出演者の体調不良が原因だった。

 ◆活動の原動力は情熱

 「いきなりけいこ場で、『今日でみなさん解散です』といわれて。今年はどうなるんだろうと。自信喪失状態のときに『女信長』の舞台に明智光秀役として誘っていただいて。手をさしのべてくれた気持ちに感謝してやろうと思い、そこから吹っ切れました」

 「女信長」がNHKのプロデューサーの目に留まり、大河ドラマ「天地人」の徳川秀忠役としての出演にもつながった。「今年は新しい土地を踏み始めた。後で振り返ったときに、ターニングポイントだったといえる年になると思います」

 12月20日には東京の「Hakuju Hall」で、アコースティックな雰囲気のライブを行う。ゆくゆくは「映画も作りたい」。幅広い活動は今後も続けるが、そこに一貫するのは「情熱」だという。

 「取り組む仕事すべてに対して、『今、自分の中に情熱がなくなっていないか、陰りがないか』客観的にみるようにしています。自分だけじゃなくて、人の情熱によって感化されたり、影響を受けたりすることもある。そういうパワーというのは、音楽だけじゃなく芝居にも通じるものがあると思う。情熱は僕にとって人生の大きなテーマのひとつです」(文・安田幸弘)

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