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【書評】『約束の庭 中国侵略下のチベット50年』

2009/11/21

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 ■中国による偽装排した真の姿

 青蔵鉄道開通で漢人の植民が加速するチベットで、中国が強行するチベット人に対する民族浄化、ウランや森林、水といった豊富な天然資源略奪などの実態を生々しく描く。中国軍が1950年に武力侵攻して以来、これまで120万人が犠牲になった弾圧は、軍事攻撃だけでなく、性器への電気ショックなど拷問による死者も数え切れない。核実験も繰り返され、放射能の影響を調べるチベット人を使った人体実験も行われた。

 現在、核ミサイル基地には数万人の中国軍が配備されているという。また、モンゴル帝国が中国を支配した際も“政教分離”で独立を保ったチベットの歴史も簡潔に紹介。中国による偽装を排した、真のチベットがわかる。(チベット亡命政府・編 南野善三郎・訳/1680円、風彩社)

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