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10年ぶり舞台版出演の小林綾子 成長した「おしん」見て

2008/7/9

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テレビ放送から四半世紀が過ぎ、小林綾子は舞台で「おしん」を演じる
テレビ放送から四半世紀が過ぎ、小林綾子は舞台で「おしん」を演じる
「おしん」の舞台となる山形・酒田を訪れた小林綾子
「おしん」の舞台となる山形・酒田を訪れた小林綾子

 ■若さ忘れず…自分との戦い

 新橋演舞場(東京・東銀座)で上演中の「おしん」(橋田壽賀子原作・脚本、石井ふく子演出)に、テレビ版で少女期を演じた女優、小林綾子が出演している。1998年以来、10年ぶりに10、20代のおしんを演じており、「私の中で成長してきた、おしんの姿をお見せしたい」と張り切っている。(産経新聞文化部 生田誠)

 83年、NHK朝の連続テレビ小説で「おしん」が全国放送されると、小林は名子役として国民的な人気を呼んだ。あれから25年、小林は「エドの舞踏会」「剣客商売」などで舞台女優として成長。おしんは耐え忍ぶ、不屈の女性の物語として海外でも反響を呼び、世界63カ国の電波に乗り、いまなお放送されている国もあるという。

 小林が舞台のキャンペーンで5月に訪れた台湾では、「阿信」の名前で27回も再放送され、物語の舞台、山形県を訪ねるツアーまで実施されている。

 「道路を歩いていても、声を掛けられて、うれしかった。日本では過去のことでも、向こうではまだ(人気が)続いているみたい」と小林は振り返る。

 1907(明治40)年、7歳の幼いおしん(子役)は、母ふじ(長山藍子)、祖母なか(赤木春恵)に送られて、最上川上流の村から奉公に出る。その奉公先を飛び出し、雪の中をさまようが、猟師(実は脱走兵)の俊作(勝野洋)に助けられる。再び、奉公に出たおしんは、酒田の加賀屋で、良き理解者となるくに(山本陽子)や竜三(丹羽貞仁)に出会う…。

 「今なぜ、おしんなのかと問われるが、日本人の心が貧しくなった今だからこそ、貧しさの中から懸命に立ち上がり生きていく姿を、たくさんの人に見てもらいたい」と演出の石井は力を込める。

 テレビ放映時から四半世紀がたち、35歳になった小林も「子役に負けないよう、若さを忘れずに自分と戦わなければいけません」と気を引き締めている。

 27日まで。問い合わせは(電)03・5565・6000。

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