10月家電出荷台数 薄型TV65%増 「エコ」追い風 白物と明暗
2009/11/25
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国内の家電市場で、デジタル家電が好調だ。省エネ家電の購入を後押しする政府の「エコポイント制度」の追い風を受け薄型テレビの出荷台数が急伸し、デジタル家電全体の10月の出荷額が3カ月連続で前年同月を上回った。一方、冷蔵庫、洗濯機などのいわゆる白物家電は、出荷額が最も大きい大型冷蔵庫が好調だったものの、全体を押し上げるまでには至らず、9カ月連続で前年同月を下回った。年末商戦の本番を迎えるなか、デジタルと白物で明暗が分かれそうだ。
電子情報技術産業協会(JEITA)が24日発表した10月の民生用電子機器国内出荷実績によると、薄型テレビ(画面サイズ10型以上の液晶テレビとプラズマテレビ)は前年同月比65.5%増の116万2000台だった。「薄型テレビ」を統計項目に加えた今年4月以来2けた増が続き、増加率も過去7カ月間で最大。販売台数も夏のボーナス商戦で薄型テレビの販売が伸びた7月に次ぐ水準となった。
薄型テレビは6月以来、100万台の大台を5カ月連続で突破した。年末商戦を控えた10月に異例ともいえる伸びを示したことについて、JEITAでは「エコポイントに加え、電機メーカー各社が秋冬向け新製品を投入したことが大きい」と分析している。
薄型テレビが牽引(けんいん)し、テレビが含まれる映像機器の出荷額は前年同月比23.4%増の1757億円と5カ月連続のプラス。これに伴い、民生用機器全体の10月の出荷額は14.9%増の2596億円と3カ月連続で増加した。
これに対して、日本電機工業会(JEMA)が同日発表した10月の白物家電(ルームエアコンを除く)の国内出荷額は、前年同月比6.4%減の1173億円と9カ月連続でマイナスとなった。
主力の冷蔵庫は、ポイント付与の大きい容量401リットル以上の大型製品が好調だったが、中小型の機種を含めた合計では同1.6%減の267億円と、2カ月連続で減少。このほか、洗濯機も同7.2%減の187億円と振るわず、換気扇やIHクッキングヒーターなども落ち込んだ。
一方、新型インフルエンザの感染が拡大するなか、予防効果が期待される空気清浄機が同約2.7倍の78億円と、10カ月連続で増加した。出荷台数構成比で7割を超える加湿機能付きが好調に推移している。(佐藤克史)
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