2009/4/2
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ファナックは1日、携帯電話など電子機器の組み立て用途に適した小型組み立てロボット「FANUC Robot M−1iA」を販売すると発表した=写真。
作業の高速性を優先し、単純組み立てに適した4軸タイプと、柔軟性を優先し、複雑な組み立てに適した6軸タイプを用意し、合わせて初年度1000台の販売を目指す。
新製品投入を機に、ロボットの導入が遅れていた組み立て分野での普及を後押しするのが狙いで、人件費が上昇している中国市場を開拓する方針だ。
稲葉善治社長は、足元の厳しい経済環境を打破するためにコスト削減を徹底させるほか、「従来は、自動車向けロボットが主力だったが、今後は戦略商品を積極的に投入し、新規顧客を取り込みたい」と新分野開拓への意欲を示した。
人間の手首のように柔軟に動き、サイズもコンパクトなことから、「ゲンコツロボット」を愛称にした。決められた動作領域をはみ出して作動しないように設計し、人間と同じラインで使用しても安全性を確保できるほか、10台まで協調して動作可能で、作業効率を上げるだけでなく、より高度な組み立てシステムにできるとしている。
また、構造も極力シンプルにし、自社モーターなどを組み合わせることで、高速作業を実現すると同時に、低コスト化も図った。
作業テーブルへの据え付けだけでなく、壁や天井からつり下げができるなど、設置の自由度も高めた。
稲葉社長は「組み立てのニーズが高い中国が最大の市場になるとみている。ただ、日本の製造業でも自動化に対するニーズが強く、人件費抑制効果も積極的にアピールしたい」と語った。