2009/4/1
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専用装置を使った被験者と二足歩行ロボット「ASIMO」 |
ホンダは31日、島津製作所などと共同で、脳の活動の変化を測定し、考えるだけでロボットを動かす新技術を開発したと発表した。頭皮上の電位変化を計測する脳波計と、脳血流の変化を計測する近赤外光脳計測装置を世界で初めて併用。念じるだけで脳の信号をキャッチし、ロボットに伝えるシステム。頭に電極を埋め込む方式ではないため身体を傷つける恐れもない。現時点では基礎研究レベルだが、ホンダは「より人に優しい製品開発へ応用することを目指したい」としている。
システムの性能については、ホンダが開発した二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」を使って実験した。専用装置を装着された被験者は、「右手」「左手」「両足」など体の4つの部位が動くことを頭の中でイメージ。それに応えてアシモがどれくらい正確に動くかを調べた。その結果、正答率は90.6%となり、従来システムの50.2%から大幅に改善した。ロボットを動かすにあたり、体の各部位をイメージする時間は7〜9秒ほどかかった。
新技術の実用化のめどはまだ立っていないが、将来的には「家事で手が離せないときのお手伝いロボット」「荷物で両手がふさがっているときの車のロック解除」などに応用する考えで、頭で思うだけで動かせる車の開発にもつながる可能性があるとしている。