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シマノ あさひ エコ・節約、自転車に反発期待

2009/3/12

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 節約志向や環境意識の高まりなどを背景に、自転車が脚光を浴びている。市場はひところ伸び悩んだが足元では反転の芽もうかがえ、自転車協会の推計によると、全国の自転車保有台数はここ数年7000万台前後の高水準で推移し、下落が続いた出荷販売金額も2007年は0.7%増の478億円とわずかながら上向き。追い風を受ける関連業界には、値上がり期待が高まりつつある。

 最も注目されるのはシマノ(大証1部)。シェア8割を誇る世界最大の自転車部品メーカーで、増収増益を達成した08年12月期決算は自転車部品が売上高の8割、営業利益の9割を占めた。

 昨年12月には同社の最高級ロードレーサー用部品ブランド「DURA−ACE」を5年ぶりに刷新し、今年はマウンテンバイク用部品のニューモデルも早期に投入する。欧州向けの販売比率が5割を超えるため、1ユーロ=115円台の想定レートに比べて大幅な円安(ユーロ高)も業績と株価にとって「追い風になる」(三菱UFJ証券の松本寿投資アナリスト)。

 昨年12月下旬からの値動きはさえなかったが、2月に終値ベースで2800円台まで売り込まれて底値を固めた感があり、11日は前日比30円高の3180円で終了。市場では「当面は3000円台半ばを目標に上値を試す展開」(大手証券)との見方が浮上している。

 一方、関東以西で店舗展開する国内最大の自転車小売りチェーン「あさひ」も、2月までの既存店売上高が前年同期比9%増と好調に推移している。最大手という業界内での存在感の強さは、市場拡大でより鮮明に発揮されそうだ。

 09年2月期も増収増益を見込み、今後も年間20〜30店ペースの出店を続ける積極的な販売方針を立てている。年初に公募増資を発表したことで株式の希薄化懸念でややさえない展開が続いてきたが、市場には、好調な業績面に着目した見直し買いへの期待も浮上してきた。

                   ◇

 【アナリストの一言】

 節約意識や環境配慮に加え、健康志向の高まりも自転車人気につながっている。それだけに、景気後退で事業環境が厳しさを増しても、自転車需要は底堅い。新製品の販売効果などで収益悪化は最小限に食い止めることも可能とみられ、株価を下支えするだろう。


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