デザイン+使いやすさ 小学校入学用品商戦が本格化
2007/11/28
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![]() ランドセルなど新入学用品が並ぶ売り場=東京都豊島区の西武百貨店池袋本店 |
■洋服…おしゃれ/ランドセル…軽量/学習机…機能性重視
来春の小学校入学用品の商戦が熱を帯び始めてきた。ランドセル、学習机など費用は合計数十万円に達することも。最近は晩婚化や少子化から、祖父母のほか、親のきょうだいを含め親戚(しんせき)中の財布をあてにする例もあるという。資金が豊富なためか、ブランド品など高価な商品も相変わらず人気だ。消費者の厳しい選択に応えようと、デザインや使いやすさを訴える商品がそろう。
≪好みを主張≫
西武百貨店池袋本店(東京都豊島区)。まずランドセルをみよう。人気のブランド品は11月中にほぼ売り切れとなるなど商戦は早い。ピークは12月中旬から1月中旬で売れ筋は5万円前後。1月ごろには学習机に移り、いすなどがセットで20万〜30万円。パソコンが設置できるものが人気になっている。
入学式用の服は成長に合わせるため販売のピークは学習机と同じ。男女とも3万〜5万円程度。紺やグレーの定番スーツより、普段も使えるおしゃれな服が売れ筋だ。
同店こども部の木下善裕係長は「団塊ジュニア世代の親はデザインにこだわりを持つ人が少なくない。子どもも好みを主張する」と言う。
メーカーも自信作をそろえる。ランドセル大手、協和(東京)は、デザインや使いやすさをアピール。オリビエ「ふわりぃランドセル」(希望小売価格3万5000円)は、肩ひものクッション性や形状を改良し楽に背負える。防犯ブザー付き。
肩ひものバックルをなくすなどデザインにこだわった商品も今シーズンの目玉という。いずれも軽量で子どもの負担が小さい。若松秀夫専務は「子どものことを考え使いやすく、安全なものが基本。その上でデザイン感覚のあるものを提供したい。色も豊富になり、昔ながらの赤色はすでに生産していない」と話す。
学習机大手のイトーキは、「ずっと使い続けられる」機能や品質にこだわった商品をそろえる。「イトーキフリーワン」(スタンダードクラスハイタイプは14万2800円)は書棚、引き出しのワゴン、机本体などが独立しているため、5つのレイアウト(配置)が可能。成長や生活スタイルの変化にも対応できるという。
健康にも配慮し、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドの放散を抑制した材料を使用。同社は「安全なものを長く使いたいとの要望に応えた」とする。
≪先行き不透明≫
文部科学省の調査によると、2007年度の小学校入学者は約117万6000人(5月時点での1年生)で、前年度から約5000人減少。来春の入学者数は未定だが、出生者数などから推測すると減少が続きそうで市場の先行きは楽観できない。「高額でも魅力的な商品を提供して売り上げを確保したい」と業界関係者は表情を引き締めている。
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