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搾乳ロボ、酪農経営に貢献 労働時間減って乳量増える

2009/11/20

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牛が入るとアーム部分が動き、乳搾りを開始。牛乳は管を通りタンクへ送られる=北海道由仁町
牛が入るとアーム部分が動き、乳搾りを開始。牛乳は管を通りタンクへ送られる=北海道由仁町

 誰もいない牛舎で、全自動の“搾乳ロボット”が昼夜構わず新鮮な牛乳を搾り続ける−。労働時間や人件費の削減効果を強みに、ロボットが酪農で活躍の場を広げている。

 60頭をロボット1台で搾乳している北海道由仁町の三谷牧場。牛舎内で放し飼いの牛は、乳がたまると昼夜構わず“自主的”にロボットに搾乳してもらう。

 牛が入ると、ロボットは電子タグで個体識別、直前の搾乳時間などのデータから絞る乳量を計算。レーザーで乳頭を探し出して搾乳装置をつけ、乳搾りを始める。終わると牛は外に出され、乳頭に接する部品を洗浄し、作業完了だ。

 「搾乳は順調かな?」。オーナーの三谷孝裕さん(56)の一日の作業は、ロボットにつながったパソコンで搾乳データを確認することから始まる。乳量や搾乳回数、時間など個別の情報で健康管理もできるという。

 ロボットはオランダなどの外国製で、1990年代後半に日本に登場。導入費用は約3000万円と高価だが、最大のメリットは労働時間の短縮だ。飼料の高騰などで酪農経営は厳しく、人件費などコスト削減が業界の課題となっている。

 今年2月の北海道の調査によると、道内の搾乳農家の1.6%、118戸が搾乳ロボットを導入。導入前後の比較では、6割が「労働時間が減った」、5割が「乳量が増えた」と回答した。

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