【諸国物産巡り】銀座熊本館 人気の食べ物は「いきなり団子」「からし蓮根」

2007/5/11

東京のみならず、全国のデパートの催事で最も人気があるのが、各地の物産や名物弁当を紹介する展示即売会。その人気に陰りはみられない。東京は地方出身者が多いこともあり、“物産展ブーム”を後押しする形となっている。一方、各県は首都などに、アンテナショップとしての「物産館」を置き、独自の伝統文化、観光、物産の紹介を行ってきているが、今、地域活性化に結びつけたいとの思いもあってか、物産展の開催や物産館の運営強化に力を入れている。(ジャーナリスト 柴田栄彦)

銀座5丁目の旧電通通りは人の流れが絶えない。入り口には熊本名物?いきなり団子?ののぼりが目立つ
銀座5丁目の旧電通通りは人の流れが絶えない。入り口には熊本名物?いきなり団子?ののぼりが目立つ
 
 銀座熊本館は、まさに東京の真ん中、銀座5丁目に1987年にオープン。以来首都圏に熊本の文化と暮らしを伝えるパイプラインの役割を果たしてきた。1階はアンテナショップ「くまもと観光プラザ」、2階が文化、情報を発信するイベントスペース「くまもとサロン」。

 九州のほぼ中央に位置する熊本県は、阿蘇山系と天草の海という観光資源に恵まれ、市内には築城400年、日本三大名城のひとつである熊本城がそびえる。良い自然環境のおかげで農畜水産の生産は多岐にわたるが、特に果物はスイカ、メロン類などを他県に先がけて出荷する特長をもっている。

「いきなり団子」「からし蓮根」などを販売する食品コーナーには来客が絶えない
「いきなり団子」「からし蓮根」などを販売する食品コーナーには来客が絶えない
 
 歴史の街に名酒はつきもの。日本酒「美少年」は殊に知名度が高い。熊本では日本酒と並び、あるいはそれ以上に愛飲されるのが焼酎だが、人吉球磨地方の「球磨焼酎」の味わいは格別。コーナーには米焼酎「鳥飼(とりかい)」をはじめ、人気商品が並んでいる。

 人気の食品売り上げナンバーワンは、量では饅頭の「いきなり団子」、金額では伝統食品「からし蓮根」。

「からし蓮根」(上)「太平燕」
「からし蓮根」(上)「太平燕」
 
 「からし蓮根」はアルコール飲料の引き立て役などを務めて今日に至っている。店頭ののぼりの「いきなり団子」はなつかしい故郷のおばあちゃんの味。団子の中身はサツマイモの輪切りとアズキのあんこ。蒸して、あるいはレンジで加熱して、湯気のたつのをほおばると、素朴なおやつの味が口中に広がる。店頭でぜひ試みては!(1個105円)。もう一品「太平蒸(タイピーエン)」。これも美味。タイピーエンを食せずして、熊本の味を語るなかれ。






【メモ】銀座熊本館

 JR有楽町駅で降りて、数寄屋橋交差点へ。ソニービルの隣。東京メトロ利用の場合は、銀座駅で降りて、地下街からのB9出口を上がるとソニービルに出る 

 
▽住所=〒104−0061 東京都中央区 銀座5−3−16 TEL03・3572・5022www.kumamotokan.or.jp

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