40年来の夢、大空へ 遊覧飛行船に事業許可

2007/6/1

 「大空にふわりと浮かぶ、飛行船の素晴らしさを伝えたい」。日本国内で唯一の専業運航会社「日本飛行船」(東京都品川区)に31日、国土交通省から遊覧飛行が可能な「航空運送事業許可」が下りた。小学5年の時以来40年、その魅力に取りつかれた渡辺裕之社長(50)の夢が現実のものとなる。

 渡辺社長は小学5年当時に受けた衝撃もあり、「飛行船にかかわりたい」との思いを抱きながら商船三井に入社。飛行船を用いたPRを行う子会社の立ち上げに成功したが、海外を転勤する間に子会社は解散した。

 いったん夢はついえたものの、日本飛行船の設立を知り、2002年7月に転職した。三年前、世界に3機しかない最大級のドイツ製飛行船「ツェッペリンNT号」を輸入し、愛知万博のPRに活躍。能登半島地震では被災状況を調査するなど実績を重ね、念願の遊覧飛行に向けた許可を申請し、夢の実現につなげた。

世界に3機しかない最大級のドイツ製飛行船「ツェッペリンNT号」
世界に3機しかない最大級のドイツ製飛行船「ツェッペリンNT号」
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