「呪怨/パンデミック」で女優デビュー AAAボーカル・宇野実彩子

2007/8/17

 ■イケてる“ハリウッド演技”

 《あらすじ》女生徒3人がかつて殺人現場となった幽霊屋敷に入る。その中の1人、アリソン(アリエル・ケベル)は惨殺された伽椰子と行方不明の俊雄の“霊”に取りつかれて入院する。米国に住むアリソンの妹・オーブリー(アンバー・タンブリン)は日本に飛び、変わり果てた姉と再会。そこで、“伽椰子事件”を調査していた香港から来た記者イーソン(エディソン・チャン)と知り合う。2人は事件解明のため、“その屋敷”に向かい、1冊の日記を発見、伽椰子の母親を訪ねるが、イーソンは伽椰子の霊に殺される。さらに、霊はオーブリーに取りつき米国にもまで及ぶ…。18日から東京・新宿トーアなどで全国公開される。
 《あらすじ》女生徒3人がかつて殺人現場となった幽霊屋敷に入る。その中の1人、アリソン(アリエル・ケベル)は惨殺された伽椰子と行方不明の俊雄の“霊”に取りつかれて入院する。米国に住むアリソンの妹・オーブリー(アンバー・タンブリン)は日本に飛び、変わり果てた姉と再会。そこで、“伽椰子事件”を調査していた香港から来た記者イーソン(エディソン・チャン)と知り合う。2人は事件解明のため、“その屋敷”に向かい、1冊の日記を発見、伽椰子の母親を訪ねるが、イーソンは伽椰子の霊に殺される。さらに、霊はオーブリーに取りつき米国にもまで及ぶ…。18日から東京・新宿トーアなどで全国公開される。
 
 熱帯夜が続く夏は、怖〜いお話に限る。それも、見る者をゾッとさせる日本的ホラー映画がいい。「THE JUON」(04年)で、全米興行収入1億ドル(約118億円)を突破して日本人初の全米No.1監督に輝いた清水崇監督の最新作「呪怨/パンデミック」(06年)の“ゾッと度”は結構イケてる。この作品で、女優デビューしたダンスボーカルユニット、AAA(トリプル・エー)の人気女性ボーカリスト、宇野実彩子(21)にスポットを当てた。今後、国際派エンターテイナーとしての期待が高まる。(編集委員 清水満)

 ◆自分表現の一つ

 「AAA」。メジャー・デビューからわずか3カ月で2005年度の日本レコード大賞新人賞を受賞。男性5人、女性2人の歌と踊りのパフォーマンスは歯切れが良い。そのメーンボーカルを務める宇野実彩子が映画初出演した。愛くるしい瞳、女子高校生、ミユキ役の“ハリウッド演技”がイケてる。有名無名を含め、相当の人数のオーディションをしたが…。行き詰まっていたところ、清水崇監督にほれられたのが宇野だった。

 「AAAでの歌の活動も、映画も自分を表現する一つと思って…。ただ、台本を手にしたとき、怖くってなかなか進まなくって。でも、読んでいくうちにドンドン入り込んでしまった自分もいたんです」

 映画は、東京のアメリカン・スクールに通うミユキが友人2人とのろわれた幽霊屋敷として知られる住宅街の一軒家に行くシーンから始まる。その家は、かつて佐伯伽椰子という女性が夫に惨殺され、当時6歳の息子・俊雄も行方不明…。ハリウッド版ゆえ、全編英語である。

【プロフィル】宇野実彩子
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 うの・みさこ 1986年7月16日、東京都生まれ。身長160センチ、血液型O。男女7人組、AAAのメーン・ボーカリスト。デビュー1周年(06年9月)武道館コンサートで1万を動員する超人気パフォーマンスユニットだ。マイブームは「たとえば、3足1000円みたいなお買い得品を見つけること。それに、たまごサンドイッチに凝ってます。マヨ&たま、って最高」。ダンスパフォーマンスのため「筋トレは毎日欠かさない。腹筋150回、腕立て伏せ60回に背筋50回を毎日です。ン? ビリー〜もやってみた〜い」。
【プロフィル】宇野実彩子

 うの・みさこ 1986年7月16日、東京都生まれ。身長160センチ、血液型O。男女7人組、AAAのメーン・ボーカリスト。デビュー1周年(06年9月)武道館コンサートで1万を動員する超人気パフォーマンスユニットだ。マイブームは「たとえば、3足1000円みたいなお買い得品を見つけること。それに、たまごサンドイッチに凝ってます。マヨ&たま、って最高」。ダンスパフォーマンスのため「筋トレは毎日欠かさない。腹筋150回、腕立て伏せ60回に背筋50回を毎日です。ン? ビリー〜もやってみた〜い」。
 
 「中学3年生の夏、2カ月ほど英国に留学しました。英語は耳から入ってくることが多かった、兄や姉の影響で洋楽を聴いて、ソレを覚えて…。実力は、まだまだです」。確かにスクリーンの宇野の表現力はちょっと? でも、そこには“秘話”があった。実は、宇野の英語のせりふがあまりにもネイティブに近く、日本人の設定には違和感があったため、少し発音を下手にしてオフレコをし直した、という。ご本人いわく、「“耳感”がいいから」。本当はかなりの達人なのである。

 だから、コミュニケーションも十分に取れた。共演者のアンバー・ダブリン(24)、アリエル・ケベル(22)、サラ・ローマー(23)とは、「同年代だし、彼女たち、日本のことに興味を持ってたし、ガールズ・トークで盛り上がったワ。カラオケにも行ったり…。アリエルはAAAのライブにも来てくれたの」。映画は初めての体験だけど、クセになりそう。

 「興味ありますネ。共演者たちは、芝居に対してすごく積極的だし、ストレートに意見を言い合う。いい作品を作るためのプロ意識ってのが、本当に勉強になった」。エンターテインメント魂に火がついた。「チャンスがあったら、また、出たい。ホラーなら、さらに深いレベルでおびえる芝居、できると思いますし、ハッピーな家族もの、ラブコメディーもいいなぁ。『バイオハザード』シリーズはよく見てる。強い女性が出るアクションもやりたい…」

 ◆英語詞書き下ろし

 21歳、日本版の主題歌、「End of This Way」も担当、英語詞は彼女が書き下ろした。国際派タレントの登場はうれしい。「映画、見終わってゾッとした感じ=冷たい空気、感じてもらえれば…」。“さぶイボ感”は十分である。

 日本ホラー映画がハリウッド席巻…。原題のパンデミックとは、世界的な流行病に対する医学用語。ある感染症が世界的に流行する、意味である。「ザ・リング」「ザ・リング2」「THE JUON」「ダーク・ウォーター」そして、この「パンデミック」。「着信アリ」のリメイク「One Missed Call」と続く。ジャパンホラーが米国を“恐怖汚染”している!。

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 《自宅でゾーッ…》今年2月に公開された“ホラー界のクロサワ”こと、黒沢清監督の「叫(さけび)」が、早くもDVD化された。役所広司、葉月里緒奈、小西真奈美ら豪華キャストが出演。刑事(役所)の周辺で連続して起こる殺人事件には、奇妙な連鎖があった。やがて不気味な「叫」とともに現れる幽霊(葉月)…。06年ベネチア国際映画祭で絶賛された。(4935円、エイベックス・マーケティング)

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