携帯プレーヤー進化 精細な動画、「原点」音響に回帰も
2007/11/24
![]() 「A910シリーズ」 |
携帯音楽プレーヤーの進化が止まらない。米アップルやソニーなどの大手が、小型のモデルにも動画表示機能を標準装備したほか、楽曲のダウンロードなどのために無線通信できる機種も増えた。高機能化が進む携帯電話には音楽が聴ける機種も出ていることから、メーカーには音響へのこだわりをみせる“原点回帰”も目立っている。(塩原永久)
市場で先頭を走るアップル「アイポッド」は、9月に主力の小型モデル「ナノ」を刷新した。曲目名の表示が中心だったディスプレーは、精細な画面で映画などのビデオ再生が楽しめるようになった。
タッチパネル式で操作できる新シリーズ「タッチ」も投入し、「信じられないほど充実したラインアップになった」(スティーブ・ジョブズCEO=最高経営責任者)と自信をみせる。
≪ワンセグ世界最小≫
老舗「ウォークマン」のソニーは、今月17日にワンセグ(携帯機器向け地上デジタル放送)テレビが視聴できる機器で世界最小サイズの「A910シリーズ」(幅4・7センチ、高さ8・6センチ、厚さ1・2センチ)を発売し、アップル追撃を図る。
同社の自慢は音響面の基本性能。周囲の雑音を打ち消す波長の音を出すことで、本来の音を聴かせる機能を搭載した先月発売した「Sシリーズ」の新機種も好調だ。
携帯音楽プレーヤーはアップルとソニーで市場の7割を握る。そのため他社は、独自の特徴を打ち出そうと躍起だ。
≪楽々ダウンロード≫
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| 「ギガビートT401」 |
アップルの「タッチ」も無線通信でき、同社は米コーヒーチェーンのスターバックスと提携。米国内では送信局を設置した店内で、楽曲のダウンロードができる。
松下電器産業の「D−snap」の新機種も、無線通信を使い、同社製コンポなどとの間でデータの送受信ができる。
AV(音響・映像)機器メーカーでは、日本ビクターが独自の音響技術を盛り込んだ「アルネオ」の商品群を拡充。ケンウッドの「メディアケグ」は、原音に近い音の再現にこだわった。
今年の年末商戦は、「多くの人が携帯プレーヤーを持ち歩くようになり、需要が一巡した状況」(大手メーカー)とみられている。そのため、新たな機能が買い替え需要を掘り起こせるかどうかが、売れ行きを左右しそうだ。
![]() 「ギガビートT401」 |

