前回報告書および作品集
「第15回研修旅行の記録」

(PDF:17.5MB)

前回レポート

台湾で歴史や文化を学び、現地の人々の優しさに触れ
成長の糧となった学生達の6日間


3月20日(火) ・表彰式
  ・成田発⇒台北桃園国際空港へ

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3月21日(水) ・教育部を表敬訪問
  ・中正紀念堂観光
  ・総統府・陳建仁副総統を表敬訪問
  ・外交部と台湾日本関係協会を表敬訪問
  ・圓山大飯店(グランドホテル台北)観光
  ・台湾歌壇との会食(兄弟大飯店)

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3月22日(木) ・台湾高速鉄道で台南へ
  ・八田技師記念室見学 
  ・烏山頭ダム見学
  ・億載金城を見学
  ・藍晒圖文創園區を散策
  ・台南赤崁楼を見学
  ・夕食(台南赤崁担仔麺)
  ・台湾高速鉄道で台北へ

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3月23日(金) ・龍山寺観光
  ・友愛グループとの昼食会
  ・孔子廟を見学
  ・学生交流プログラム
 東呉大学(大学生)
 延平高級中学(中学・高校生)
  ・台湾側学生宅へホームステイ

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3月24日(土) ・学生討論会
  ・ホテル付近でショッピング(お土産購入)
  ・十分で天燈(ランタン)上げ
  ・九份散策

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3月25日(日) ・国立故宮博物院を見学
  ・昼食・人形劇ポテヒ体験(敘舊布袋戲園)
  ・台北・桃園空港発 成田着⇒解散

※研修旅行のスケジュールは前回とは変わる場合があります。

第15回参加者の感想文

水野 佐紀(愛知県立千種高等学校2年)

 「台湾にとっての日本」それが一体どんなものなのかを今回の研修旅行での貴重な経験、そして出会ったすべての人々との交流を通して、私は身をもって感じることができました。
 総統府、外交部、教育部では、政府関係者の方々とのお話や質疑応答の機会を頂き、日台の政府間の実情や日本統治時代の日本文化が台湾の多文化主義に大きく影響していることを学び、台湾歌壇、友愛会の日本語世代の方々との会食では、台湾の美食を堪能しながら、日本統治時代のお話や台湾の歴史について語り合いました。そして、私が一番楽しみにしていた延平高級中学の学生との交流会、ホームステイ体験。台湾の学生が日本に対してたくさんの関心を寄せ、一生懸命日本語を勉強する様子を見て、私ももっと台湾について勉強しなくては、と感化されました。また、日台関係を語る上で欠かせない「嘉南大圳」の父、八田與一。彼が生涯をかけて造り上げた烏山頭ダムのあまりの美しさには圧倒されました。戦後から台湾の方々が八田先生への敬意や感謝を忘れることなく、銅像を守り抜いてきた姿、八田先生が台湾の発展のために命を懸けて尽力した姿は、今後私たちがこの美しい日台関係を後世に残していくために見習うべき姿であり、先人達の教訓であると思います。
 この6日間、台湾の方々の日本に対する親しみや愛を至るところで感じることができ嬉しく思う反面、我々が彼らの日本に対する想いに応えることができているのか、と考えさせられるとともに、「日本にとっての台湾」とはなんだろう、という疑問が生まれました。現状として日本と台湾は正式な国交もないし、台湾は国連にも加盟していないし、見えない圧力により外交もままならない。「『日台友好』に寄与する、というのは実は難しいこと」これは今回行われた学生討論で私たちが学んだことです。しかし、台湾は日本にとって手を携え、共に歩んでいくべき友であり、この研修旅行を通じて出会った仲間達、台湾で出会った方々と力を合わせれば、後世に続く強力な日台の懸け橋になれると確信しています。
 今回の研修旅行で私の日台関係の発展のために貢献したいという気持ちは更に大きくなり、更に明確なものになりました。このような貴重な機会を与えてくださったすべての関係者の皆様に深く感謝しています。本当にありがとうございました。

杉山 香苗(東京都立晴海総合高等学校3年)

 今回第15回日台文化交流青少年スカラシップ研修旅行に参加し、本当に多くの事を学ぶことができた。今までずっと行きたいと願っていた台湾に両国の友好の懸け橋として滞在できたのは、私にとって大変有意義な経験となった。中でも心に残っているのがこの研修旅行を通して出会った人々との交流である。
 私は今回が初めての台湾訪問であり、基本的な知識もなく、中国語もろくに話せない私が総統府や教育部の訪問に加え、現地でホームステイなど出来るか心配だった。しかし教育部では私が質問したことに予想したよりずっと詳しく説明していただき、総統府にて副総統である陳建仁氏を訪問した際、私のつたないコメントにも関わらず暖かい言葉と笑顔で接してくださった。そして延平高級中学訪問とホームステイ。交流会に参加した現地の生徒たちと放課後出かけたが、夜市や有名な小籠包の店など様々な場所に連れて行ってくれた。食事の時は私がベジタリアンであることを配慮した注文をしてくれ、帰宅後はのどの調子が悪かった私に数日分の薬までくれた。たった1日の交流であったが、翌日別れるのがこんなに名残惜しかったことはない。
 また、この研修旅行を共にした受賞者のみんなとの交流も私にとってかけがえのないものだ。団員の台湾に対する姿勢や学習意欲は、ここには言い表せないほどの力を私にくれた。年齢も性格も違ったが、「台湾」という不思議な縁で出会えたすべての人達とのつながりをずっと大切にしていきたい。
 「台湾で一番美しい景色は人である」という言葉を後に聞いて、私はその言葉に強く賛同した。台湾の人たちは親切な人達が多いと前から耳にはしていたが、今回は実際に彼らの優しさを肌で感じた。私はそんな彼らに応えるべく、この先も台湾と日本の友好の懸け橋であり続けるよう努力していきたいと心の底から思った。